公募研究の募集

領域名:シンギュラリティ生物学
領域略称名:シンギュラリティ
領域番号:8007
設定期間:平成30年度~平成34年度
領域代表者:永井 健治
所属機関:大阪大学産業科学研究所

ビッグバンのように「無から有が創出される特異点」や、人工知能がヒトの知能を凌駕(りょうが)する技術的特異点はシンギュラリティと呼ばれる。生物学においても、不連続な臨界現象は広く存在し、極めて稀(まれ)にしか起こらない少数要素のイベントが核となり、多要素システム全体の働きに不連続な変化をもたらす可能性が示唆されているものの、それらのシンギュラリティ現象が生起される作用機序はほとんど明らかにされていない。本領域では、生命現象において臨界をもたらす「シンギュラリティ細胞」にアプローチするため、稀(まれ)なイベントを見逃さない、超広視野と高解像度、高速と長時間撮影を両立したイメージングプラットフォームと,対応する情報解析手法を構築し、シンギュラリティ細胞が生成される作用機序、及びそれが果たす生物学的な役割を解明する新しい学術の開拓を目指す。
このため、本研究領域では「シンギュラリティ細胞の計測・操作技術の開発(A01)」、「シンギュラリティ現象を解析するための技術開発(A02)」、「シンギュラリティ現象の生物学的意義の解明(A03)」を設定し、計測科学、数理・情報科学、生物学による有機的な協働を強力に推進するとともに、本研究領域の趣旨を理解し、研究領域メンバーとの密接な連携により相乗的な展開が期待できる研究を公募する。平成31年度の公募では戦略的に重点領域を設定する。平成31年度は、特に、様々な生命現象におけるシンギュラリティ現象の解明に資する研究を対象とする、(実験、理論を問わない)挑戦的な研究提案を期待する。若手研究者、女性研究者による萌芽的かつ挑戦的な研究提案も期待する。

研究項目 応募上限額 (単年度) 採択目安件数
A01 シンギュラリティ細胞の計測・操作技術の開発 実験系研究:400万円
理論系研究:240万円
15件
5件
A02 シンギュラリティ現象を解析するための技術開発
A03 シンギュラリティ現象の生物学的意義の解明